驚きのニュースが舞い込んできた。日テレニュース24によると、本日2018年1月19日13時40分頃、JR常磐線「柏駅」に停車中の電車の中で、25歳の女性が突然産気づき、そのまま女の子の赤ちゃんを出産したという。
母子ともに健康とのことで何よりだが、電車の中で出産とは聞いたことがない。この件でJR常磐線は約30分のダイヤ乱れが発生したというが、気になるのは「遅延賠償金が発生するのか?」だ。そこでJR東日本に問い合わせ、そのままズバッと質問してみたのでお知らせしたい。
・ダイヤ乱れが発生
あくまで噂話の領域を出ないが、例えば「鉄道自殺をしたら遺族が賠償金を支払わなくてはいけない」なんて話はよく耳にする。だがしかし「いくら支払うのか?」「そもそも本当に制度が存在するのか?」などなど、実際は謎の部分が多い。
出産自体はこの世に新しい命が誕生するという、このうえなくハッピーなお知らせだが、ダイヤ乱れを発生させたという事実は残る。果たして今回、賠償金請求は適用されるのか? JR東日本に問い合わせてみることにした。
・賠償請求はあるのか?
回答してくれたのは、JR柏駅を管轄する「JR東日本 東京支社」だ。以下が、記者と担当者のやり取りである。
──JR柏駅であった出産の話をお伺いしたいのですが……
「はい、どうぞ」
──まず、電車の中での出産はこれまでにもあったのでしょうか?
「いや、聞いたことがないですね。私自身は初めて聞きました」
──ですよね、前代未聞ですよね。では次に今回の件で賠償金の請求はあるのかお聞かせください。
「それについては、“わからない” としかお答えのしようがないですね」
──そうですか……。出産はとてもおめでたい話なので、JRさんが「請求しません」と言い切ってくれることを期待していたのですが……
「うーん、ちょっとわからないとしか言えないです」
──では請求する可能性もあると?
「それもわからないとしか答えられません」
結果として、JR東日本から得られた解答は「わからない」のみであった。うむ、それじゃこっちもわからない──。
おそらく前代未聞の事案であることに加え、損害請求そのものについて簡単に明かせない決まりでもあるのだろう。出産によりダイヤ乱れが発生したことは事実だが、どうか今回だけは心の広い “神対応” を期待したいところだ。