株というのは,簡単にいゆうと株式会社が銀行以外からお金を集めるために発行する有価証券のことです。
会社はあなたからお金を出資してもらうかわりに,あなたにはこれだけ出資してもらいましたよという証として株券を発行するのです。
株式会社は株主のもの
株式会社はお金を出してもらった人つまり株主おかげでできています。基本的に株式会社は株主のものなのです。
そんなことを言って,あなたは社員ではないし,もちろん社長でもありません。
「会社は株主のもの」と言われても,どこか他人事のように聞こえます。
それでも,確かに会社はあなた(株主)のものなんです。
株主は配当金をもらえる
あなたが出資した株式会社が新しい商品を開発して儲かったら
株式会社は利益を株主であるあなたに還元しなければいけません。
株主は持っている株数に応じて配当金を受け取ることができます。
株主は会社に意見を言える
あなたは会社の経営にかかわることができます。なんだか社長みたいですね。
こんなことはありませんが,10株を発行している会社の株をあなたが4株持っているとしましょう。
会社で何かを決めるとき,あなたは10分の4の発言力をもっていることになります。
また,会社が解散した場合には,10分の4が自分の資産ということにもなります。
株をもつことで会社が自分のものになる。
株主のあなたは利益を受取ることができますし,経営に口出しできるようにもなるのです。
現実問題,大企業は何千万,何億といった株を発行していますから,個人投資家が経営方針を決めるだけの株券をもつとしたらいくら必要になるでしょうか。